2026年05月18日 P&PtimesP&Ptimesバックナンバー

心を動かし市場を捉える力 | P&Ptimes vol.36


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パッケージとプロモーションで
「お客様の想いをカタチに」

P&Ptimes

vol.36
May / June 2026

パッケージ&プロモーションを手がける会社が発信するP&Ptimes_vol.36 | カルチュア・エンタテインメント グループ株式会社 代表取締役 社長執行役員 中西 一雄氏

Topic
1
P×Ptalk

第15回 廣川信也 × 中西一雄氏
世界が注目する日本のエンタテインメント産業の一角を担う、元バンカー、中西一雄。その背後には、才覚に溢れた数多のクリエイターと企業が、連綿と紡がれている。

P×P talkとは?
「P×P talk」は、当社代表廣川信也が各界で活躍するリーダーと、ビジネスや人生について語り合う対談企画です。
今回の対談のゲストは、カルチュア・エンタテインメント グループ株式会社 代表取締役 社長執行役員 中西一雄氏です。銀行員からエンタメ業界へ転身し、コンテンツ創出へ挑み続けてきた中西氏。「生活提案」と「IP戦略」で産業を再構築し、”心を動かす”を軸に事業を磨く、その経営哲学と覚悟に迫ります。


中西一雄氏

PROFILE
カルチュア・エンタテインメント グループ株式会社
代表取締役 社長執行役員

中西一雄氏なかにし かずお
銀行勤務を経て2001年にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループへ参画。2013年に代表取締役副社長兼COOを務めるなど創業者である増田宗昭氏を補佐しながら、CCCの経営および事業成長を牽引。現在はカルチュア・エンタテインメント グループ株式会社の代表取締役 社長執行役員として、映画、出版、音楽、グッズなど多様なコンテンツの企画・制作を行うグループの経営を担う。「心動かすエンタテインメントで、明日を拓く」という理念のもと、人々の生活を豊かにする創造的なエンタテインメントの提供に取り組んでいる。


column
01

経営者としての「基礎体力」は
休日の鳴りやまない携帯電話への対応から生まれた

廣川 まず、中西さんが40歳を前にした2001年、大阪の銀行員から世界を相手にするエンタテインメント業界へ転身された経緯をお聞かせください。
中西 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、CCC)のトップである増田宗昭氏(以下、増田)との出会いが私の仕事人生を大きく変えました。高校・大学の同級生だった銀行時代の上司が先にCCCへ入社していました。その上司から「グループ会社の業務が極めて多忙なため若手幹部を1〜2名増やしたい」と声をかけられたのがきっかけです。当時の私はエンタテインメントとは無縁でしたから、誘いを受けてから1年間悩み続けました。しかし当時のCCCは、レンタルの代名詞だった「TSUTAYA」のフランチャイズ事業を土台にインターネット事業など新しいビジネスにも参画しており、「これからの時代のビジネスを本気で創ろうとしている会社だ」と感じました。そこで2001年6月、銀行を退職し、思い切って飛び込みました。
廣川 入社前にはどのような役割を期待されていたのでしょうか。
中西 当初は経営企画の立場で、積極投資も含めた事業拡大戦略を担ってほしいと言われていました。ところが入社してわずか半年後、すでに数十億円を稼いでいたグループ会社の社長を任され、さらにもう1社の社長も兼務することに。一気に多忙を極めましたね。
廣川 その若さで経営を任された経験が、今の礎になっているようにも感じます。
中西 当時38歳で、社長就任はグループ内でもかなり異例でしたから、学ぶことは本当に多かったですね。
カルチュア・エンタテインメント グループの役員会議室にて対談。背景の絵画は、書家・芸術家 紫舟氏の肉筆画カルチュア・エンタテインメント グループの役員会議室にて対談。背景の絵画は、書家・芸術家 紫舟氏の肉筆画
廣川 1年前には、そんな展開になるとは想像もできなかった展開です。その状況を生み出したのは、やはり増田さんという人物の魅力が大きいのでしょうね。最後に人を動かすのは、仕事の内容ではなく、「人」でしょうから。
中西 本当にその通りです。増田の推進力に早く追いつきたいという想いがあったからこそ、東京に来てからの1年目は土日も関係なく働き続けられたのだと思います。
廣川 当時はどこも似たようなものでしたよね(笑)。
中西 まさにその通りです。たとえば土曜日に突然「来期の計画どうする?月曜までに出してくれ」と。2001年当時はネットも十分に普及しておらず、リモートワークなんて考えられない時代ですから、結局出社するしかありませんでした。
廣川 増田さんの中には明確なロジックがあって、「それを短期間で形にしたい」という要求が多かったわけですね。
中西 経営者というよりプロデューサー視点で「こんな事業できへんか?」と次々にアイデアが湧いてくる。その相談を最初に受け止めるのが当時の私の役割でした。
廣川 経営者としての顔と、表現者・プロデューサーとしての顔。その両方を受け止めるのは相当大変だったでしょうが、結果的に強烈な魅力にもなっていたのでしょうね。
中西 当時は考える余裕はありませんでしたが、今振り返ると、間違いなくあの時間が、自分の経営の力になっています。

column
02

“レンタル”を手段に、“生活提案”を目的と捉えたことで見えてきた、データとフランチャイズ経営の本質

廣川 個人的な印象として、店舗の「TSUTAYA」はレンタル店であり、コンテンツを自ら生み出す企業というイメージはありませんでした。かなり以前からコンテンツ制作を構想していたのでしょうか。
中西 レンタル全盛の頃から、増田は「我々はレンタル屋や本屋ではない。映画や音楽、書籍を通じて生活提案を行う企画会社だ。そして、それを運営して事業として成立させてくださっているのがフランチャイズ加盟企業様だ」と語っていました。
廣川 なるほど。「生活提案」という軸を持ち続けたCCCと、世界最大級と言われながらDVDレンタル中心モデルにこだわり、配信対応が遅れて衰退したブロックバスターとの差があったわけですね。
中西 その通りです。さらに増田は「エンタテインメント業界のSPA(ZARAやユニクロのように企画から製造、物流、販売までを一気通貫で手がける企業)になる」とも言っていました。つまり「川上」と「川下」の両方に踏み込む発想です。私は、正直「映画は東宝や東映がつくり、本は講談社や小学館が出すもの」と思っていました。しかしCCCでは制作という川上に接近しながら、同時に販売という消費者との接点を持ち続け、その両輪を活かして主演俳優別や監督別の興行成績等をデータ化し、仕入れに反映させる取り組みを行っていました。
廣川 そのデータをもとに作品制作のシナリオやキャスティングにまで踏み込むことは?
中西 そこまでは難しいです。例えば『国宝』があれほど大ヒットするとは誰も予測できなかったでしょう。逆に、数十億円を投じても大きく外す作品もある。結局、エンタテインメントは不確実性の高いビジネスで、本当に難しい世界です。
(左)TSUTAYA恵比寿ガーデンプレイス店(2018年閉店)/(右)代官山 蔦屋書店 外観(左)TSUTAYA恵比寿ガーデンプレイス店(2018年閉店)/(右)代官山 蔦屋書店 外観

column
03

“番頭”は、トップの優れた(時に想定外の)コンセプトを
確実にビジネスへ変換するために存在する

廣川 2010年頃から、CCCの事業展開は急速に裾野を広げた印象があります。カルチュア・エンタテインメント株式会社(以下、CE)の社長に就任される直前まで、CCCではどこを管掌していたのでしょうか。
中西 「TSUTAYA」を軸としたフランチャイズ事業に加え、コンテンツ製作、ネット事業を担当していました。ネット事業では映像に限らず、音楽や電子書籍まで配信していました。私の担当領域以外にもTポイント(現Vポイント)事業や、約2000坪規模の大型商業施設を手がけるCCCデザイン部門がありましたが、私の管掌領域で当時の売上の7〜8割を占めていたと思います。「TSUTAYA」や「蔦屋書店」の直営出店では、基本構想を増田が描き、実務は現場が担います。しかしオープン直前に増田が現れて「ここがおかしい」と指摘し、皆で慌てることも少なくありませんでした(笑)。
廣川 つまり、事業の実行段階における中核を担っていたのが中西さんだったわけですね。
中西 その通りです。増田は「決裁権限は全部中西や」と言いながら、コンセプトにはかなりのこだわりがありました。六本木や渋谷のような都心大型店では、BOOK&カフェという考え方を採用しました。本・レンタル・カフェを組み合わせ、空間全体でビジネスを成立させる。坪効率ではなく、滞在時間と体験価値で利益を生む発想です。
近年の「Karuizawa Commongrounds」のように、書店が小規模でも同一敷地内の飲食店などと連動し、全体としてグロスで成立させるモデルへ受け継がれています。
廣川 つまり、トップが描くコンセプトを確実に「儲け」に変えていく番頭役を、当時、中西さんが担っていたわけですね。
(左)Karuizawa Commongrounds/(右)代官山 蔦屋書店 内観(左)Karuizawa Commongrounds/(右)代官山 蔦屋書店 内観

column
04

横断展開に挑むための、断腸の刷新

廣川 増田さんとの二人三脚の中で、CCCのエンタテインメント部門は2014年に分社化され、CEが設立、2022年には持分法適用会社へと移行しました。より開かれた組織を目指す意図があったのでしょうか。
中西 増田はもともと外部パートナーを迎え入れることに長け、その手法で事業を拡大してきました。一方で私が2022年にMBOによる独立を決断したのは、次の10年、20年を見据え、事業の持続性を考えた結果です。エンタテインメントは、組織や人材の課題に加え、「本当に作り切れるのか」という覚悟と自信が常に問われます。この先をどう描くのか。議論を重ねた末、私自身が新たなパートナーを迎え、よりスピード感を持って成長できる体制を仕切り直して築こうと考えました。
廣川 増田さんが中西さんの意見を受け止め、外部人材や新しい仕組みを取り入れた判断は印象的でした。中西さんは、現在はカルチュア・エンタテインメントグループ株式会社(以下、CEG)の社長を務めておられますね。
中西 はい。2024年10月に持株会社を設立しました。IPOを見据え、20社を超えるグループ会社を並列で運営するのではなく、持株会社を上場させる経営へと切り替えています。サンリオの「ハローキティ」や、東宝の「ゴジラ」のような世界的IPと同じ土俵では戦えません。そこで私たちはIPを起点に、出版・映像・音楽・ゲームへ横断的に展開するメディアミックスを前提としています。単発で終わらせず、一つのIPを育て続ける。その仕組みこそが、私たちの差別化の源泉です。
カルチュア・エンタテインメント グループ株式会社の沿革

column
05

売れなければ、届かない。
だから、可能性に「隙間」はつくらない。

廣川 CEGの主力事業の一つである出版・コンテンツ制作ですが、出版不況の真っ只中だった2017年に徳間書店や主婦の友社を子会社化された判断は、当時「逆張り」とも受け止められたと思います。勝算はあったのでしょうか。
中西 当時、メディアからもまったく同じ質問を受けました。「なぜ今さら出版社を買うのか」と。答えは主に二つです。第一に、紙の流通や媒体の形が変わってもコンテンツそのものの価値は変わらないという考え方。第二に、すでに広がり始めていた電子書籍という新市場です。電子という器に見合う良質なコンテンツを持つ出版社こそが、将来のマーケットを形成する。そう確信していました。
廣川 そのお話を伺って、コダックと富士フイルムの対比が思い浮かびました。フイルムという事業モデルから抜け出せなかったコダックに対し、富士フイルムは「記録・再現」という機能を”因数分解”し、化学とデジタル技術を軸に、医療や化粧品、事務機器へと事業を拡大し成長を続けています。CEGもまた、良質なコンテンツと時代に即した提供方法という二軸で成熟産業に新たな成長軌道を見出していたように感じます。
中西 まさにその通りです。書籍や雑誌は、コンテンツを「紙」という器に落とし込んだ一つの形態にすぎません。その背後にある世界観や物語をデジタル化し、多様な楽しみ方を提供できれば、やがてIP化し、メディアミックスへと広がっていく。そう信じていました。
廣川 出版社には、膨大なストックコンテンツに加え、作家や編集者との人的ネットワークという、一朝一夕では築けない財産がありますよね。
中西 その通りです。実際に出版社をグループに迎えて以降、その価値を改めて、そして強く実感しています。アーカイブがあるという話ではなく、「時間をかけて培われた関係性」そのものが最大の資産なのです。
廣川 雑誌分野では、阪急コミュニケーションズ(現 CEメディアハウス)が傘下に入り、『ペン』『フィガロジャポン』『ニューズウィーク日本版』など、表紙や見出しの印象が大きく変わりました。
左から「ペン」「フィガロジャポン」「ニューズウィーク日本版」SZmedia 縦読みコミック「終末世界の悪女になった元会社員です」左から「ペン」「フィガロジャポン」「ニューズウィーク日本版」SZmedia 縦読みコミック「終末世界の悪女になった元会社員です」
中西 会議でもよく言うのですが、放っておいたら部数はどんどん落ちる。中身はフランス特集であったとしても、表紙にはミドルエイジ層にも刺さるタレントを起用するなど、読者の嗜好を誌面に反映させたり、コレクション性を高めることに取り組んでいます。
廣川 書店での平積み、コンビニのラックで、パッと目に入った瞬間のインパクトが勝負、ということですね。『ニューズウィーク日本版』の「高市早苗研究」という切り口も、読者の間口を広げようとする意図を感じました。普通なら「自民党はどこへ行く」となりがちですが。
中西 現場でどこまで深く考えているかは分かりません(笑)。ただ、過激な記事もあります。時には、お叱りの手紙も届く。それでも編集方針は変えません。編集権は編集長が持つものです。そこは一線を引いています。また『ペン』や『フィガロジャポン』はデジタルでも展開しています。その結果、自治体や企業のブランディング案件が伸びています。編集に加え、SNSや動画まで含めた拡散設計を一体で提案する。雑誌は案件獲得のためのショーケースでもあるのです。
廣川 ライトノベルやコミックでは、買収だけでなく自社立ち上げにも挑戦されていますね。
中西 「時間を買う」という意味では買収の方が早いものの、コストは高い。その資金を人材採用や育成に振り向けた方が長期的には意味があると判断しました。スケールは簡単には大きくなりませんが、自分たちでやると決めました。その象徴がコミック・ライトノベルの出版を展開する「アース・スター エンターテイメント」です。
廣川 一方で、縦読みコミックでは韓国企業との合弁で事業展開が進められています。
中西 韓国ではスマートフォンに最適化されたWebtoonが急成長していました。これは必ず日本にも来る。相手にとっては日本進出、我々にとっては新しい事業領域の獲得。利害が一致しました。可能性がある以上、手を伸ばさない理由はない。可能性のある領域には隙間をつくらず挑戦する。コンテンツは、世に出て届いてこそ意味がある。だから私たちは、作るだけでなく、どう届け、どう広げるかまで含めて事業だと考えています。
廣川 そのために、とにかく「売る」。その姿勢が一貫していますね。

column
06

「不確実性」はゼロにはできないが、
抑えることはできる。

廣川 映像事業について伺います。企画・製作、制作、買い付け、配給、二次配信、さらにはデジタルプラットフォーム、IPグッズ展開まで工程は多岐にわたりますが、特に注力している領域はありますか。
中西 特定の領域に絞っているわけではありません。映像には様々な可能性があり、どこか一部分だけを見るのではなく、全体を俯瞰して総合的に取り組んでいます。
廣川 つまり「メディアミックスに耐えうるか」を基準に選定しているのですか。
中西 理屈ではそうですが、最初から分かるなら誰でもヒットを出せます。現実は甘くありません。現場ではまず「作品単体として本当に面白いか」を徹底的に考えます。以前、私がロサンゼルスで「たまには俺に買わせろ」と一本選んだ映画は、見事に失敗しました(笑)。しかしその取引の際にセットで付いてきた映画『セッション』が、結果的にアカデミー賞を獲った。今振り返れば成功ですが、これは完全に偶然です。
廣川 CDで言えば、B面がヒットするような誤算ですね。
中西 その通りです。ただ最近は、こうした「水物」は扱うべきではないと思っています。可能性があるからと何でも手を出すと、半分以上は失敗する。重要なのは、事業そのものではなく、その中で走らせる企画や取り組みを「水物」にしないことです。コロナ以降、ハリウッドは十分に機能せず、NetflixやAmazonといった配信プラットフォーム発の作品が急増しました。アメリカに行っても、かつてのような買い付けは難しい。だから今は、韓国や中国を中心としたアジア作品を積極的に見ています。日本から近く、2時間もあれば行けますし。
廣川 御社のビジネスは「発想」と「発掘」に集約できるように感じます。それは社長の方針ですか、それとも社員のDNAでしょうか。
中西 両方です。DNAとして根付いている部分もありますし、私が意図的に指示していることもあります。「発掘」の象徴が「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」です。プロ・アマを問わず映像クリエイターを対象にし、企画、脚本、監督の三部門で選考してきました。受賞者には国立大の学生もいて、「上場企業で普通に働いたら?」と言ったら「映画が好きなので続けます」と(笑)。エンタメは、日本の重要な輸出産業になり得る。ただし投資家に評価されるには、不確実性に振り回されない仕組みが必要です。偶然のヒットに頼らず、メディアミックスであっても一定程度は自分たちでコントロールできるビジネスモデルを構築する。それが、いまの課題の一つです。

column
07

「心が動く」作品と「感情で動く」マネジメントは、
「らしさ」と「冷静さ」の中から生まれる

廣川 話は前後しますが、CEGの事業戦略の”背骨”とも言える「ミッション・アイデンティティーの再定義」について伺います。「定義」ではなく「再定義」とされた理由はなぜでしょうか。
中西 グループ各社それぞれにミッションやビジョンはありましたが、法人化10周年の節目で一度束ね直したかったのです。グループ内でワークショップを重ね、約1年議論しました。最終的に言語化できたのが2024年4月。10月の持株会社体制移行と同時に正式なブランドとして打ち出しました。
廣川 私は「心を動かすエンタテインメントで、明日を拓く」というミッションの「心を動かす」に強く共感します。裏を返せば「心が動かないものはやらない」という宣言ですよね。
中西 その通りです。心が動かないなら、やる意味がない。ただし熱量だけでも成り立たない。”水物”にしないために、マーケットや時代性、ファンの存在も徹底的に検証します。途中で修正ができない。だから勝負は、つくる前です。
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廣川 アカデミー賞を受賞した映画『ドライブ・マイ・カー』も、強い個性を持つ作品でした。制作前の判断は、データ重視だったのか、それとも直感でしょうか。
中西 正直、企画段階では「厳しい」と思いました。3時間超えでヒットは出にくい。でも濱口竜介監督が素晴らしいし、村上春樹氏の原作も使えた。静かにストーリーが進みながら、後半から一気に引き込まれる。あの余韻は、他では得られないと思います。
廣川 最後にサーブが走り去っていくシーン、強く印象に残りました。制作でも買い付けでも、最終的な軸は同じということでしょうか。
中西 その通りです。「心が動くか」「それがCEGらしいかどうか」です。数値化はできませんが、その見えない判断基準が社員の中で共有され始めていると考えます。それは、組織が一段成長した証だと思います。
廣川 若い人も「ここでなら夢を見られる」と感じるのではないでしょうか。
中西 そうかもしれません。ただ新卒の多くは自分の適性が分からない。だから入社後6年間、2年ごとに部署を変えるジョブローテーションを設け、「旅」をさせています。「いなくなると困る」から引き止めるのは、本人の成長を止めることになります。
廣川 縦に並ぶ事業に横ぐしを刺す仕組みはつくっていますか。
中西 あえて作っていません。仕組化してしまうと「やらされ感」が出ます。増田がよく言っていました、「人は感情で動く動物。嫌々やった仕事は成功せえへん」と。ですから、事業トップ同士で将来を語り合う場を設け、そこで腹落ちしたときに初めて全体が自然に動き出す。その状態をつくることが、大切だと思っています。

column
08

独創的な個の力と、優れた企業の事業ドメインを集結させるためのIPOと資本業務提携

廣川 御社は、株式公開の準備を進めておられます。上場すれば活動はより透明になり、考え方や姿勢も問われますね。
中西 エンタメ業界で上場している企業は意外と少なく、ソニーやKADOKAWAなど大企業が中心で、彼らとの最大の違いは”隠された人の力の活用”です。アイデアはあるのに披露の場を持てない人材は多い。だから小さくても上場し、新しい仲間と出会いたい。「この指とまれ」と言える、オンリーワンの会社になりたいのです。ナンバーワンである必要はありません。そのために進めているのが、投資家に説明可能な体制づくりです。監査法人や証券会社とともに、グループの運営体制や意思決定プロセスを整備しています。ただそれ以上に重要なのは、投資したくなる戦略の可視化と、着実な実績の積み上げです。
「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2022」授賞式の様子「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2022」授賞式の様子

廣川 今年に入ってからのSBIホールディングス株式会社(以下、SBI)との資本業務提携について、背景と狙いを教えてください。
中西 IPをつくり、育て、広げる力を本気でスケールさせるには、産業構造そのものを一段引き上げる必要があります。SBIが持つ金融・テクノロジー・グローバルネットワーク・デジタル領域の知見と、我々のエンタメの企画・制作・メディアミックス力を掛け合わせれば、IP価値を最大化できると考えました。具体的には前述の「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」を再始動させ、映画・ドラマ・アニメなどの新作と次世代クリエイターを国内外へ送り出します。出版・映像・イベントを連動させ、ファン参加型で迅速に展開していきます。

廣川 当社もCEGに資本参加しています。僭越ではありますが、パッケージとプロモーションで培われたノウハウをもって、IPを確実に消費へ結びつける”受け皿”として、御社の更なる収益化と事業のスケールアップへ貢献する自負があります。
中西 御社はIPグッズ展開において、企画から製造・量産までを一気通貫で担える希少な存在です。IPを確実に消費へと結びつける”受け皿”として、大いに期待しています。
廣川 最後に、銀行からエンタメ業界への「転職」は「天職」になっていますか。
中西 本当はそう言いたい所ですが、今はまだ転がりながら進んでいる、いわば「転職」の最中です(笑)。ただ、軸を定めたうえで転がることで、経験も視野も広がっていく。その先でファンが心から喜ぶコンテンツを生み出せたら、それが一番の答えだと思っています。
廣川 本日はありがとうございました。


中西一雄氏
カルチュア・エンタテインメント グループ株式会社
代表取締役 社長執行役員
中西 一雄(なかにし かずお)氏

〒141-0021
東京都品川区上大崎3-1-1 目黒セントラルスクエア6F
オフィシャルサイト:https://ceg.co.jp/(外部リンク)



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2
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包装にRFIDラベルを装着した肉製品をリーダーでスキャンして安全性を確認するWalmartの従業員
包装にRFIDラベルを装着した肉製品をリーダーでスキャンして安全性を確認するWalmartの従業員

責任編集 :株式会社パッケージング・ストラテジー・ジャパン 森 泰正
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パケトラ | pake-tra.com

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IPキャラクター増勢と推し活ブームで
コラボ商品が成長市場に

IPライセンス所有側からのコラボ商品化の動きも活発化しており、小規模会社にも委託製造・コラボの話が増えているかと思われます。小さなワイナリーやお弁当製造会社でも成功しており、IPキャラクターが展開されたワイン・日本酒や「峠の釜めし」まで“推し”購買されています。

記事の続きは「パケトラ」でチェックしてみてください。
(外部リンク)
IPキャラクターのコラボ全盛!パッケージデザインが主役の時代。
ライター: 北山 晃一(KOUICHI KITAYAMA)

「にじさんじ」×ロッテ「クランキー」「にじさんじ」×ロッテ「クランキー」
(株式会社ロッテ・プレスリリースより)
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(荻野屋ホームページより)


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厳選パケ買いスイーツ
ポップ×レトロをイラストとロゴで表現、顧客層を広げる『週末シトロン』のパッケージ
「週末シトロン」は、週末におめかしをして出掛ける女の子をイメージして作られた、手のひらサイズのかわいいレモンケーキです。低温でじっくり焼き上げることで、しっとりとした食感に仕上がり、コーティングチョコレートからもレモンの香りが広がる風味豊かな商品です。そんな「週末シトロン」のパッケージは、アーティストのSubikiawaさんが手がけるブランド「Subikiawa 食器店」によるオリジナルイラストで、女の子やレモン、幾何学模様などが絵本のようなカラフルなタッチで描かれており、週末のワクワク感を視覚的に楽しめます。ポップな外箱とレトロ感のあるロゴは、若年層の「映えニーズ」からシニア世代の「懐古ニーズ」にまで刺さり、顧客層を自然に拡大するパッケージデザインになっています。
週末シトロン
住所:〒639-0201 奈良県北葛城郡上牧町片岡台1-19-4
TEL:0745-72-2523
営業時間:10:00~17:00
定休日:火曜日・第3水曜日
https://shumatsu-citron.com/(外部リンク)
「週末シトロン」の商品とパッケージ


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TREND FOCUS

注目商材のトレンド情報をお届け
高まる”ぷっくり”需要が販促・商品企画に効く
近年、ぷっくり感や、つやつや感のある立体シールへの注目が高まっています。文具分野での人気拡大に加え、SNSでの拡散性やコレクション性の高さから、販促やノベルティ用途でも活用が広がっています。その理由は、単なる”かわいい”にとどまりません。立体シールは、SNS映え、特典としての付加価値、キャラクターやブランドの立体表現、印象に残る販促効果など、複数の要素を一つで実現できるツールです。さらに低コストで製造できる点も、商品企画や販促担当者にとって大きな魅力となっています。

  • ・SNSで話題になる商材をつくりたい
  • 購入特典に付加価値を持たせたい
  • 低コストで印象に残る販促をしたい
  • キャラクターやブランドの世界観を立体的に表現したい

といったニーズに対し、立体シールはそうした課題に応える手段として注目されています。立体シールは大ロット向けと思われがちですが、10cm×20cmのシートサイズで1,000シートからオリジナル製造が可能です。PVC製に加えてウレタン樹脂を使用したタイプもあり、立体感や透明感、デザイン表現、コストのバランスに応じた仕様に対応できます。販促用ノベルティ、商品同梱特典、オリジナルグッズ企画などをご検討の際は、まずは概算お見積もりからでも、お気軽にご相談ください。

PVC製立体シールとウレタン製立体シールのイメージ



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廣川社員のオススメ情報

営業先のおいしいお店
圧巻ボリュームのあんかけ焼きそば
今回ご紹介するのは、北海道小樽市にあるあんかけ焼きそばの名店の「龍鳳」です。小樽はあんかけ焼きそばが有名な地域で、数多くのお店が軒を連ねていますが、その中でも「龍鳳」は特に人気の高いお店です。並盛であっても驚くほどのボリュームが楽しめます(写真の通り)。もちろん味も絶品で、満足感を得られること間違いなしです!今回注文したのはシンプルな五目あんかけ焼きそばでしたが、エビ塩やみそ味、さらには麻婆豆腐風など、バラエティ豊かな味が揃っています。ぜひ、自分のお気に入りの味を見つけてみてください!

中華食堂 龍鳳
住所:〒047-0032 北海道小樽市稲穂4-4-9
TEL:0134-23-9918
営業時間:11:00~15:00(スープが無くなり次第終了)
定休日:木曜日
アクセス:「稲穂4丁目」下車徒歩1分、または小樽駅前から徒歩8分
駐車場:あり

「中華食堂 龍鳳」の外観

ボリュームたっぷりのあんかけ焼きそば


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今月のプレゼント

小ロットでオリジナルグッズを制作できるサイト
「favorist」リニューアル記念!
人気のトートバッグ
をプレゼント!
今月は、「favorist」で人気の「カラフルハンドルトート」を3名様にプレゼントします。
この度、当社が運営する、小ロットでオリジナルグッズを制作できるサイト「favorist」が大幅リニューアルしました。新しくなったサイトでは、商品の活用シーンからアイテムを検索できます。そしてリニューアルを記念して人気の「カラフルハンドルトート」から定番カラー(オレンジ、ライトブルー、グリーン)を3名様にプレゼント!大容量で使いやすく、持ち手の色が10色あり、推し活にもぴったりなカラフルハンドルトートをこの機会にぜひご活用ください。

【サイト情報】
URL:https://favorist.jp/(外部リンク)

「favorist」で人気の「カラフルハンドルトート」


是非ご応募くださいませ!応募締切:2026年7月31日(金)
※当選者の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。
※色は選べません

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