私たちの姿勢
Our Management Precept


在平素

私たち社員一人ひとりが仕事に向かうとき、いつもこの言葉を胸に刻んでいます。
この言葉には二つの意味があります。
一つは、「時流に乗って背伸びすることなく、日頃から努力を重ねて直実に歩め」という自戒として。
もう一つは、
「私たちが手掛けるパッケージやプロモーションは、誰もが日常の中で触れることのできる、
そして必要とされるような存在になっているか?
ごく限られた層や特別な機会でのみ活かされたり、持続性のない一時的な存在になってはいないか?」
という判断の基準として。
私たちは、目立ちはしないけれど、
常にモノ&サービスと生活者とをつむぐ存在であり続けたいと願っています。

廣川が目指すもの

紙からパッケージへ、
食品軽量容器へ、販促資材へ

当社は1957(昭和32)年に「廣川紙店」として設立されましたが、そのルーツは1916(大正5)年に始めた紙事業にあります。戦前は偽造不可能な証券用紙の開発、戦後は住宅復興需要を見込んでのふすま原紙など、時代の動きを予測して商品を開発する進取精神と企画力にあふれていました。

当社の前身「廣川紙業」

設立以降も和紙や洋紙の卸販売だけでなく、 東大阪に点在する工場や加工所と連携しながら印刷紙器を手掛けるようになり、さらにフィルムやテープ、ダンボールなどの包装資材からパッケージ、各種印刷物などへと事業領域を拡大。50年以上前から、今で言う「ファブレス型ビジネスモデル」を実践し、「ワンストップ・ソリューション型」の営業活動を展開してきました。
1963(昭和38)年に社名を「廣川紙店」から現在の「廣川」へ変更したのも、取扱商品が多岐にわたって営業実態にそぐわなくなったからでした。
そして、1973(昭和48)年には食品軽量容器事業を開始するため「エースパック」を設立。「紙しか扱ったことがない廣川さんにプラスチック容器の製造は無理」と言われながらも、日本の小売形態が対面販売から個別包装に
よるセルフ販売に変化することを予見して、新規事業に踏み出しました。
さらに、1989(平成元)年には、セールスプロモーション分野に進出するためプロテック事業部を設立。信頼できる中国の製造会社数十社とネットワークを築き、多様な販売促進資材を開発して多くの顧客に供給しています。

売り手市場でも適正価格で販売

こうして、当社は前身時代から、社会の流れを読み解きながら新しいニーズに応えるビジネスを展開してきました。その進取の精神や分析力、企画力は当社のDNAとも言えます。
そうした積極果敢な姿勢の一方、営業活動や企業経営においては常に着実な歩みを続けてきました。例えば、食品軽量容器事業をスタートさせたころ、日本はオイルショックに見舞われて産業界は大混乱に陥り、プラスチック製品が急激に値上がりしました。この業界でも、価格を吊り上げたり、前金を取引条件にしたり、顧客に製品を取りに来させたり、工場での作業を手伝わせるといった会社がありましたが、当社は暴利をむさぼることなく、常に適正料金で販売。またどんな顧客に対しても分け隔てなく丁寧に対応しました。
また、ある同業者から当社の販売価格をはるかに上回る価格で買い取りたいという申し出を受けましたが、「商品はこちらから売りに行くもので、買い取りに来るような相手に売るものではない」と応じませんでした。
オイルショックが収束したころ、暴利をむさぼったり、極端な取引条件を強いた同業者はひんしゅくを買う一方、当社の誠実な対応は高く評価され、結果的に信頼をより高めることになりました。

優良申告法人として
8期(40年)連続で表敬

当社は1985(昭和60)年に天王寺税務署より優良申告法人として表敬されました。「利益があってもなくても正直に数字を残す。それが商いの王道」という考えのもと、常に適正な税務を心がけてきたことが認められたわけです。
優良申告法人の審査は5年ごとに行われますが、当社はこれ以降8期連続して40年にわたって表敬されています。
当社は、「企業は社会的な存在であり、税金を適正に支払うことで社会に貢献すべきである」という考えに基づき、
今後も適正な税務を行っていきます。

「在平素」と「全天候型経営」と
「企業は永遠なり」

売り手市場にあっても暴利をむさぼらず常に適正な価格で販売する。税務はいつでも適正に行う。こうした当社の姿勢の背景にあるのは、「在平素」という経営哲学です。その意味するところは、「時流に乗って背伸びすることなく、日頃から努力を重ねて着実に歩め」という教え。
当社は大会議室に「在平素」と揮毫された木彫の書を掲げています。
これは創業者である初代社長が日本画の巨匠・川合玉堂氏から贈られたもの。

1964(昭和39)年に川合玉堂氏から贈られた木彫の書

この確かな経営理念のもと、「全天候型経営」という経営方針を掲げています。これは、一つの事業領域が悪天候に見舞われても企業として存続できるよう、異なる領域で事業を展開するという意味です。
そして、この経営方針によって「企業は永遠なり」という経営理念を実現しようと考えています。企業は単に利益を追求する組織ではなく、常に社会と関わる存在であり、社員にとっては人生の拠り所です。それが好不況の波によって浮き沈みすれば、取引先や業界のみならず社員にも大きな影響が及びます。そうならないために、企業は永遠に存在し続けなければなりません。
当社はこれからも「在平素」の経営哲学を堅持し、「全天候型経営」によって「企業は永遠なり」を実践していきます。