「お客様の想いをカタチに」
February 2024
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と当社の取り組み
企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility)が、日本でもCSRと言い換えられて久しいですが、単に英語に置き換えられただけでなく、その責任の範囲がより国際的になり、SDGsや環境に配慮した循環型経済(Circular Economy)社会の実現も重要な要素となっています。また、労働力不足や働き方の変革、タイムパフォーマンスといった日本特有の課題に対しては、企業が柔軟で効率的な経営手法を模索していく必要があります。今回は、「新しい」企業の社会的責任に対する廣川グループの行動事例をご紹介いたします。
プラスチック端材をプラスチックシートに再生
2012年に設立された廣川マテリアル株式会社は、食品用プラスチックトレイを生産する廣川グループの各工場から排出される端材を回収、その端材をバージンプラスチックでサンドする形でシート状に押出し、再び食品用プラスチックトレイを生み出す100%に近いリサイクルを実現させています。また、冷凍食品に用いられるPP(ポリプロピレン)シートや食品のロングライフ化に寄与するPBP(ポリオレフィンベースのバリア)シートの生産を通して、フードロス削減にも貢献し、循環型経済社会に向けた取り組みを日々強化しています。
(写真:左)廣川マテリアル株式会社 (写真:右)トレイの端材
廣川株式会社は2023年8月にFSC(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)しました。FSC認証は環境、社会、経済の便益に適い、責任ある管理をされた森林や、そこから生産された林産物、再生資源、その他の管理された供給源からの原材料を使用した製品を目に見える形で消費者に届ける世界的な仕組みです。
当社が取得したCoC認証は、木材から原紙そして箱に加工されるサプライチェーン全体を通じて適切に管理された木材と責任ある調達をされた製品を確実に消費者に届けることで、森林資源の保全を支える仕組みです。
小売を除くすべてのサプライチェーン関係事業者が原則CoC認証を取得しなければ、FSC認証製品として扱うことができません。これにより、製品のトレーサビリティが確保され、お客様、ひいては消費者の信頼を得つつ、持続可能な事業活動にコミットいたします。当社は、FSC認証紙以外にも混抄紙と呼ばれる、お米やサトウキビの搾りかすなどの非木材パルプを原材料の一部に使用した素材や、パルプの使用量を減らし重量が軽い嵩高紙なども取り扱っています。
FSC CoC認証のマーク
化粧品製造免許(包装・表示・保管)の取得
廣川株式会社は2023年12月に化粧品製造免許(包装・表示・保管)を取得しました。これにより、これまでのパッケージの企画・設計・調達に加え、衛生環境に特に敏感である化粧品のセットアップをグループ会社の廣川ホールディングス株式会社富田林事業所に於いて対応できるようになりました。また同敷地内の廣川エスベックスでは、Vカット貼り箱の製造もおこなっており、富田林事業所で一連の作業を承ることによって、打ち合わせ時間の削減や納期短縮などお客様のタイムパフォーマンス向上に寄与し、その延長として労働力不足や働き方の変革といった問題の軽減に貢献しております。
(写真:左)ロット印字機 (写真:右)富田林事業所内セット作業現場
これらは一例に過ぎませんが、廣川マテリアルの生産力増強、プラスチックトレイのさらなる軽量化やバリア性の付与、植物繊維容器の取り扱い拡大、片手で簡単に開封できる液体用カードパウチ「イージースナップ® 」の紙化など、これからも「新しい」企業の社会的責任に対する廣川グループの挑戦は続きます。
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世界の街角から from 日本
「BuônTrấp」はベトナムの町の名前。「nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO」の「ブンチャプ ベトナム」タブレットには、カカオ分75%のビターチョコレート以外に、カカオ分45%のミルクチョコレートもある
お洒落なパッケージや内装にも活かすビーントゥーバー製法のチョコレート専門店
「nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO(ネルクラフトチョコレートトーキョー)」は、2019年2月、日本橋浜町にオープンしたホテル「HAMACHO HOTEL」の1階に併設されたチョコレート専門店です。「手しごと」と「日本らしさ」をコンセプトとして、ベトナムにある契約農家のカカオを主体に、世界各地の高品質なカカオ豆を農家から直接購入して使用。カカオ豆の選別、焙煎、コンチングなど一連の加工を、全てこの店舗の工房で行っています。自家製チョコレートは、タブレット(板チョコレート)としてはもちろん、ボンボンショコラや様々なチョコレート菓子に加工して販売。香り高い淹れたてのチョコレートドリンクやアイスクリーム、夏にはカカオのかき氷なども人気です。内容量40gとやや小ぶりで、正方形のスタイリッシュなタブレットを包む包装には、チョコレート製造時に大量に発生するカカオハスクを練り込んだ紙を使用しています。さらに注目は、チョコレート類が並べられた正面のカウンター上に吊り下げられている3基の照明。カカオの実、「カカオポッド」をイメージした形ですが、これにもカカオハスクを練り込んだ紙が使われているのです。とてもお洒落ですし、日々、大量に廃棄されるはずのカカオハスクを、このような形でアップサイクルする取り組みは素晴らしいですね。
記事の続きは「パケトラ」でチェックしてみてください。
(外部リンク)人気チョコレート店が採用するカカオの皮のアップサイクル包材、さらに驚きの活用法
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前号で報告したEUの包装・包装廃棄物法令(PPWR)は欧州議会で賛成多数で可決され、早ければ2025年には施行される。遅れていた米国でも、同様な規制がこの一両年で全米の州議会で議論が始まり、カリフォルニア州など一部の州では2026-2027年に向けて施行準備が進められている。2024年は世界の包装業界が大きく変貌する転換の年になるかもしれない。
ロンドンの新興企業Again社(letsuseagain.com)は、最新の自動化技術、ロボット工学、ソフトウェア技術を導入し独自の自動洗浄・殺菌ユニット“CleanCell”の実証サービスを開始している。このユニットは小型ながら月間50万本の洗浄・殺菌能力があり、食品ストアやデポジット回収センターからの空きビンを引き受け、洗浄・殺菌して、大手乳業メーカーや飲料製品メーカーに戻し、要請に応じて再充填する受託生産業務モデルを始めた。EUはPPWRの施行により、こうしたリユース・リフィルシステムの整備と包装廃棄物の削減を目指している。
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#推しパケ
今回はプロテック事業部が新しく始めた取り組みについてインタビューしたものをまとめました。
当社では現在3つの営業部に分かれてパッケージや食品用容器、ノベルティ商材の企画・製造・販売を行っています。第二営業本部(プロテック事業部)では、主にプロモーションに関わる販促資材やノベルティツールの企画・製造・販売を行っており、近年では容器ではない食品周りの資材にも力を入れてきました。今回の取り組みは当部が得意とする「ものづくり」を生かしたもので、今までのノウハウや特性を生かしたプロモーション×パッケージの新しい形です。最近では「自分のイチオシを応援する(=推し活)」動きが活発です。それに関連したグッズは数多く発売されていますが、当社ではプロモーション×パッケージを形にするために「『イチオシを応援する人』を応援するため」の商品を「#推しパケ」と名付けて8つの商品ラインナップを用意、販売を4月より開始します。
この「#推しパケ」は、スポーツ観戦、コラボカフェ、音楽フェス、その他イベント時に使用する飲食物用の資材を価値あるものにする為のパッケージです。これらのパッケージは限定感や特別感の演出ができ、加えて販売品として消費者に販売することが可能です。そのため消費者の購買意欲の向上と売上単価のアップを見込むことができ、企業側にも大きなメリットがあります。今回用意した商品は、メタカップ・ホロカップ・スーベニアカップ・スーベニア丼・アクスタリッド・ドリンクマーカー・ストローチャーム・ボトルホルダーです。これらの商品は全て小ロットでもオリジナルデザインの印刷が可能で、限定イベントやポップアップショップなどの開催期間が限られていて、数量を多く必要としない場合でもオリジナルアイテムを作ることができます。 これらの商品はスポーツ会場や音楽イベントでのオリジナルカップとして、コラボカフェの物販品やメニューのプラスワングッズとして、アミューズメント施設やイベントのフードメニューの資材としてなどその使い方はさまざまです。豊富な商品ラインナップを少ないロットでも対応ができるのは、今まで培ってきたものづくりの経験やノウハウがあるからこそです。数量の関係で、納期の関係で、試すことができなかった方もこの機会に試してみてはいかがでしょうか? お問い合わせはお気軽にご連絡ください。
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紙の限界に挑戦する新企画です。
新入社員のさちこと中堅社員ののりおが紙の限界に挑戦する企画です。
第1弾で挑戦するのはシャンパンクーラー。氷を入れてワインを冷やすためのシャンパンクーラーですが時間が経過して、氷がとけても紙の容器で作ったシャンパンクーラーは役目を果たすことができるのか?!
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今回ご紹介するのは、大阪本町にある「げんきスパイスカレーKIKI」です。こちらのお店はランチタイムのみ営業されています(11:30-15:00 なくなり次第終了)。お店のある雑居ビル入り口横に出ている看板を目印にビル一階に入るとすぐ右側にお店があります。席はL字のカウンターのみ8席で店内は明るいオシャレな雰囲気です。おすすめのカレーは、『KIKIのトリオカレー!』(チキンカレー・ポークカレー・豆カレーのあいがけカレーにサラダ、ミニラッシーが付きます)。約20種類のスパイスをブレンドして作られた爽やかな辛口チキンカレー、お肉の旨みがギュッと凝縮した辛口ポークカレー、ココナッツミルクの甘味が優しい豆カレーの三種あいがけのトリオカレー!一種類ずつ、また混ぜ混ぜして…色々な味が楽しめます。セットのピクルスのサラダも絶品です。そしてカレーを食べ進めるとお口直しにぴったりのミニラッシーが出てきます。お日にち限定でハチノスカレー、マトンカレー、スープカレーなどスペシャルメニューのカレーもあります。タイミングが合えばこちらのカレーもおすすめです!女性店主がおひとりで切り盛りしている手作りの家庭的なスパイスカレーであなたも元気をもらってみてはいかがでしょうか。
げんきスパイスカレーKIKI
TEL/080-1514-1610
住所/大阪市西区阿波座1丁目10-20
四ツ橋本町双葉プラザ102
アクセス/大阪メトロ本町駅23番出口から徒歩3分
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SPAM®(スパム)」のエコバックのエコバッグをお届け!
「SPAM®」は、アメリカに本社を置く「ホーメル・フーズ・コーポレーション」が製造するポークランチョンミートの商品名称で、沖縄をはじめ世界中で愛されている缶詰です。沖縄料理として人気の「ソーキそば」や「ポークたまごおにぎり(ぽーたま)」など多くの家庭料理で愛用されています。そんな「SPAM®」は、アメリカンレトロなデザインが可愛いため、お土産としても大人気で、様々なコラボグッズが販売されています。今月は、お出掛け時にも利用しやすい「SPAM®ボーイロゴ」と「SPAM®シングルクラシックロゴ」の2種類のトートバックを3名様にプレゼントします。是非ご応募くださいませ!
※当選者の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。
※柄はお選びいただけません。