お客様のビジネスに更なる加速を
September / October 2026

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色にはすべて意味がある。そう気づいたのは、色を学んだからではなかった。幼い頃に見た景色、人との出会い、暮らしの記憶。振り返ると、人生で積み重ねたすべての経験が私に「色の意味」を教えてくれたのです。
「P×P talk」は、当社代表廣川信也が各界で活躍するリーダーと、ビジネスや人生について語り合う対談企画です。
今回の対談のゲストは、カラーブランディングディレクター 秋山千惠美氏です。色彩の力で企業や商品の価値を引き出し、「色」を軸に新たな市場を切り拓いてきたカラーのスペシャリスト。人生の経験から培われた感性と、色をビジネスの武器に変える発想の原点に迫ります。

株式会社カラープレビュー 代表取締役
株式会社カラーワークス 取締役副社長
一般社団法人 日本カラーマイスター協会 代表理事
秋山千惠美氏あきやま ちえみ
30年以上にわたり、企業・店舗・住宅におけるカラーブランディングと空間デザインに携わる。色を起点に、ブランド戦略、商品開発、空間プロデュースまでを一貫して手がけ、企業やブランドの価値を色によって可視化し、新たな魅力を生み出す「カラーブランディングディレクター」として活動している。
また、一般社団法人日本カラーマイスター協会では、色を学ぶだけでなく、色を仕事や社会の中で活かせる人材の育成に取り組んでいる。
「色には、人・空間・ブランド、そして企業の未来を変える力がある」という信念のもと、色を通じた新たな価値創造に取り組んでいる。そして何より、色が大好きな人。
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経験によって磨かれる人生の資産。
秋山 子どもの頃です。諏訪湖や八ヶ岳が広がる長野県で育ちました。季節による色の見え方や空気感の違いなど、日々の小さな変化に気づけたのは、自然の中で暮らしていたからだと思います。また家業も製糸業から信州味噌の製造へと転じ、家も当時ですでに築100年を超えていました。上座敷、中座敷、西座敷と、それぞれにしつらえがあり、季節ごとに掛け軸や襖を替え、母が床の間に花を生ける。暮らしの中に、四季と家の歴史が息づいていました。
廣川 豊かな自然と、古い家の暮らし。その両方が今の色の感性につながっているんですね。
秋山 ただ、当時の私は、そうしたしきたりが大嫌いでした。田舎にいると世界が小さく閉ざされているように感じ、外の世界、特に海外へ強く惹かれるようになりました。
廣川 いきなり海外なんですね(笑)。
廣川 なるほど。感性は、生まれ持った才能だけではなく、何を見て、何に触れてきたか。その積み重ねで磨かれるものなのですね。

実家から望む、諏訪湖と八ヶ岳の風景
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秋山 ものすごく大きいです。私は3人兄弟の真ん中で、兄も妹もとても優秀。私は3月28日の早生まれだったので、同級生に比べると成長ものんびりしていて、授業中、しかも参観日でも寝ちゃったり(笑)。
廣川 なかなかですね(笑)。
秋山 そんな私でも、父はいつも褒めてくれました。かけっこで5位でも「よくやった」と(笑)。ある時、東京出張のお土産に、伊勢丹で塗り絵と36色の色鉛筆を買ってきてくれたんです。それが本当に嬉しくて。「上手だね」と褒められるものだから、夢中になって塗り続けました。枠の中を丁寧に塗る。隣り合う色の組み合わせを考える。当時はただ楽しかっただけですが、今、壁や空間の色を考えていると、ふと気づくんです。「ああ、これって、あの頃の塗り絵と同じだ」って。
廣川 「三つ子の魂百まで」と言いますが、幼少期の「好き」がプロのスキルになった訳ですね。

ピンク色に塗られた木彫りの熊のイメージ
廣川 かなりのポップアートですね(笑)。それでも叱られなかった!?昭和の時代には珍しい、とても素敵なお父様ですね。
秋山 ええ、「ピンクもいいね」ってことで(笑)。「こんなのがあったらいいな」「こうしたらいいな」と思い続けて、事業家にも企業家にも興味のなかった私が30年以上仕事を続けてこられたのは、そんな父の教えと、それを支えてくれた周囲の人たちのおかげだと感謝しています。
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秋山 東京の大学の附属高校へ進学した時です。そのまま大学、就職も東京でした。
廣川 大学時代には、すでにフラワーアレンジメントの仕事を始められた。当時は、女性が起業すること自体、かなり珍しかったのでは?
秋山 起業というほど立派なものではないんです(笑)。バブル絶頂期、DCブランド全盛の時代で、ビギやロペのブティックには生花が華やかに飾られていました。それを見て、「生け花の師範も持っているし、私にもできるんじゃない?」って。友人にも背中を押され、「じゃあ、やってみよう」と。最初は知り合いの美容院や小さなブティックから。卸の花屋で仕入れ、友人の軽トラで運んで生け込む。必要とされることが嬉しくて、手間賃もガソリン代もろくに考えず、わずかなマージンでやっていましたから、商売にはなっていませんでした(笑)。
廣川 僕も学生時代はいろいろなアルバイトをしましたが、お金を稼ぐこと以上に、人とつながったり、少しだけ大人の世界を覗いたり。社会に足を踏み入れる疑似体験そのものが楽しかった気がします。
廣川 なるほど。オルセー美術館も壁の色によって絵画の色彩や印象が変わりましたし、秋山さんがカラー監修されたアーティゾン美術館の展覧会や、国立新美術館の「ピカソ meets ポール・スミス」展も、背景色が作品の見え方を大きく左右していました。主役の価値を背景が引き出す。そう考えると、商品にとっての「背景」であるパッケージも責任重大ですね。
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秋山 そうです。工務店や専門店向けに塗料を卸す会社です。結婚後3年ほどは専業主婦でしたが、その後、会社を手伝うことになりました。
廣川 最初に任されたのが経理とか。向いていましたか?
秋山 全然(笑)。数字が大嫌いで、締めも支払いも給与計算もわからない。会社へ行くのがつらいほどでした。主人にも「君は経理に向いていない」と言われて、わずか8日でクビです(笑)。
秋山 それで経理は(今も現役で活躍してくれている)経験者に任せて、私は少し離れたところから会社を見てみたんです。社屋は古くて暗い。主人は営業が得意で仕事をどんどん取ってくる。でも、塗料を仕入れて売るだけでは、この先の未来はないと感じました。そこで1990年頃、あてもないのにアメリカへ行き、ホームセンターやトレードショーを見て回りました。そこで目にしたのは、日本とはまったく違う世界でした。暮らしを楽しむための塗料がずらりと並び、「カーテンを替えるように、壁の色を替える」ことが当たり前だったんです。「これは絶対、日本にも来る」と(笑)。そこで出会ったのが、アメリカの高級水性塗料ブランド「ベンジャミンムーア」でした。2000色以上をその場で調色できる。「これなら日本に新しい市場をつくれる」と直感しました。ご縁が重なり、日本で販売する話をいただいたのですが、販売権を得るには当時の私には想像もつかないほど大きな仕入れが必要でした。それでも「やります」と答えました。
廣川 ずいぶん思い切りましたね。
秋山 根拠なんて何もないのに、「売れすぎて困る!」くらいに期待に胸を膨らませていました(笑)。ところが、まったく売れない。絶望的なくらい(笑)。日本にはまだ、壁の色をインテリアとして楽しむ文化がなかったんです。それでも設計事務所を一軒一軒回り、2000色の見本を広げて「1リットルから好きな色をつくれます」と説明しました。転機はスポーツクラブでした。「自分たちで壁を塗りたい」という相談に、塗料を売るだけでなく、「女子更衣室にはこの色」「運動する空間ならこの色」と、空間の目的に合わせて色を提案したんです。そこから口コミで「塗料を買うだけではなく、色の相談までしたい」というお客様が増えていきました。その時、気づいたんです。私は塗料を売っているのではない。「なぜ、この場所に、この色なのか」という「色の意味」を売っているんだと。
2010年頃アメリカにて
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秋山 2000年頃、GAPの店舗で本国指定のベンジャミンムーアが採用され、全国へ広がり、ようやく事業が軌道に乗り始めたところ、突然、契約が大手企業へ移り、「今後はそちらから仕入れてください」と。8年かけて育ててきただけに、本当にショックでした。
廣川 自ら市場を切り拓いても、商流まではコントロールできなかった。
秋山 そうなんです。「結局、世の中は会社の規模なのか」と。悔しくて、2日間呆然としていました。
廣川 2日で済むっていうのが秋山さんらしいですね(笑)。
廣川 そこまで惹かれた理由は何だったんですか?
秋山 ベンジャミンムーアは、アメリカらしい自由で力強い色。一方、FARROW&BALLは、ひと目で「日本人の感性に合う」と感じました。派手に主張するのではなく、光や時間によって繊細に表情を変える。木や土、和紙、漆喰といった自然素材や、日本の四季にもすっとなじむ。まさに先ほどお話しした「ラスティックな色」――石や土、紙などに宿る、わずかな色の違いを大切にする日本人の感性に響く色だったんです。
「FARROW&BALL」の色見本帳/臭いがほとんどなく最高ランクの安全性をもつエコフレンドリーペイント
秋山 FARROW&BALLは、単なる塗料メーカーではなく、色を通して暮らしや文化そのものを提案するブランドなのです。あれから26年。今もアジアでこのブランドを扱えるのは当社だけです。オーナーから言われた言葉を今でも忘れません。「チエミ、このブランドを扱うということは、色のストーリーとイギリスの文化を扱うということ。だから、大切にしてほしい」と。ブランドは変わっても、私のやるべきことは変わりませんでした。「色を売る」のではなく、その色が持つ物語と文化、価値を伝える。それが私の天職なんだと。
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そこで働く人の意識までをも変える力がある。
秋山 そうですね。ただ、最初から「カラーコンサルタント」だったわけではありません。「もっと居心地のいい売場にしたい」「商品を手に取ってもらいたい」。そんな相談に、色で応えていったんです。
廣川 スーパーマーケットも手掛けられたとか。
秋山 山梨などで展開する「スーパーセルバ」さんです。壁や床だけでなく、什器やショーケース、導線まで、売場全体を色で設計しました。予算が限られれば、カッティングシートで工夫する。季節によって色も変える。すると、その効果が売上という数字にはっきり表れたんです。普段10品買うお客様が11品買う。その「もう1品」の積み重ねが売上を変える。「色には人を動かす力がある」と確信しました。
1990年代のスーパーセルバ/色の力で同じ売場のおいしさを引き出す
秋山 そうなんです。振り返れば、私を育ててくれたのはスーパーでした。店舗をつくった後は、必ず従業員の皆さんにカラーの勉強会も開きました。「人は左から右へ視線が動く」、「赤の反対色は緑。アボカドが目立つようにするには黄色のレモンの横に置いて」など、売場づくりの基本をお伝えしたんです。すると、それまでは「並べる」ことが仕事だった方が、「どう見せれば売れるか」を考えて並べるようになったんです。
廣川 変えたのは、売場の色だけではなかった。
秋山 はい。私はずっとその店にいられるわけではありません。だからこそ、色によって働く人の意識まで変わり、それが30年近く経った今も受け継がれている。それが何より嬉しいですね。
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「色」という横軸でブランドを整える。
大手ホームセンターのカラーコンサルの様子
秋山 はい、例えば大手ホームセンターのカラーコンサルを長く担当しました。象徴的なのが脚立。白・黒・シルバーしかなかった商品を小型化し、8色を提案したところ、売上が約16倍になったんです。
廣川 16倍! 色を増やしただけで?
秋山 私も驚きました。それまで脚立は「必要だから買うもの」だった。でも色が加わると、「子ども部屋に置こう」「この色ならキッチンに」と、消費者が新しい使い方を想像し始めたんです。色は商品の機能ではなく、価値の見え方を変えた。一方、色を変えて売上が下がることもあります。だからこそ、「なぜ、この色は人を動かすのか」を徹底的に考えるようになりました。
秋山 そうなんです。私はよく「縦割りは恐ろしい」と言います。企業はペット用品、キッチン用品とカテゴリー別に考えますが、消費者は一つの暮らしの中にペットもキッチンもある。個別に見るといい商品でも、家に持ち帰ると、色も雰囲気もばらばらになってしまう。だから必要なのが「横軸」の発想です。商品を色で横につなげば、ブランド全体に統一感が生まれる。「MUJI」が心地よく感じられるのも、何を選んでも暮らし全体が整うから。色には、商品だけでなく、企業の価値そのものを整える力があると思います。
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秋山 本当にそう思います。長く過ごす場所だからこそ、「会社へ行くと気分がいい」と感じられる空間であってほしい。壁一面の色を変えるだけでも、人の気持ちは変わります。その力をもっと多くの企業に知ってほしいですね。
廣川 偶然かもしれませんが、リニューアル後は社員の定着率も上がりました。僕は、設備投資と同じくらい「人への環境投資」が重要だと思っています。設備には耐用年数がありますが、良い環境によって引き出された人の力は、長く会社に残ります。
秋山 空間そのものが、「会社はあなたを大切にしています」というメッセージになるんです。一時的な福利厚生以上に、毎日使う食堂や休憩室が心地よい。その積み重ねが「大切にされている」という実感につながります。
当社グループ「(株)エースパック福島矢吹工場」のエントランス/和紙作家「堀木エリ子」氏のオブジェを中心に空間を一新
秋山 最初は社員食堂のリニューアルでした。南雲社長から「おしゃれな食堂ではなく、社員が居心地よく過ごせる場所にしたい」と相談をいただいたんです。私はすぐに色を決めるのではなく、まず社員の皆さんと「八海山とはどんなお酒なのか」「どんな食堂なら気持ちよく過ごせるのか」を話し合いました。すると次第に社員自身がアイデアを出し始め、最後には社長も私も聞き役になっていました。
廣川 自分たちの居場所を、自分たちで考えたわけですね。
秋山 そうです。その経験が、その後の工場や施設、さらに「魚沼の里」へとつながりました。そこで一貫して考えたのは、「八海山らしさとは何か」です。地域の人が誇りを持ち、訪れた人が「この土地だから、この酒が生まれる」と感じられる。建物にも色にも、すべて理由を持たせました。すると社員の判断軸も変わったそうです。「社長が気に入るか」ではなく、「八海山らしいか、らしくないか」。色や空間づくりが、ブランドを自分たちで考えるきっかけになったんです。
廣川 社員へのメッセージとして始まった空間づくりが、社員の意識を変え、やがてブランドそのものを強くした。これは素晴らしい展開ですね。
「八海山」みんなの社員食堂/八海山魚沼の里のバウムクーヘン工房「ブランドゥ ブラン」
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暮らしそのものが「提案」になる。
秋山 河口湖にも家があるのですが、車で1時間半ほどかかるので、毎週となるとなかなか難しい。その点、熱海なら東京から新幹線で35分。海があり、少し足を延ばせば山もある。何より、土を踏むことができるんです。「35分で別世界」という気軽さと、観光地ならではのフレンドリーな雰囲気が気に入っています。
廣川 単なるウイークエンドハウスではなく、ご自身をリセットする場所なのですね。しかも、ご自身でリノベーションされたとか。

築50年マンションのキッチンエリアの再生

築50年マンションの和室をモダンな空間へ再生
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秋山 「色の意味」はひとつではなく、いくつもの要素が重なって生まれるものだと思っています。黄色は視認性が高く、赤は気持ちを高揚させる。暖色は暖かく、寒色は涼しく感じるといった「生理的な意味」。海や空は青い、抹茶は緑という経験から生まれる「経験的な意味」。そして、育った環境によって変わる「文化的な意味」です。
アメリカで色見本帳の仕事をしていた時、「自然の中にある色を見極めるのが上手だね」と言われたのも、日本の自然の中で育った経験があったからだと思います。さらに、色の印象は時代によっても変わります。新しかった色が古く見えたり、昔の色が新鮮に映ったりする。だから私は、色を選ぶ前に「何を伝えたいのか」を一番大切にしています。
2020年、私は色彩教育を通じて、色を社会や暮らしに生かせる人を育てたいという思いから、一般社団法人日本カラーマイスター協会を設立しました。目指しているのは、色の知識を教えることではありません。色を使って人に寄り添い、暮らしや空間、商品や企業の魅力を伝え、課題を解決し、新しい価値を生み出せる人を育てることです。私たちは、そんな「色を力にできる人」をライフカラースタイリストと呼んでいます。色を知識で終わらせるのではなく、自分自身の力に、誰かを支える力に、そして社会をより豊かにする力へ変えていく。これからも、一人でも多くの方に「色には意味がある」ということを伝え、色で未来をつくる人を育てていきたいと思っています。
廣川 それはパッケージ業界にも通じますね。デザイナーが「なぜこの色なのか」「なぜこの組み合わせなのか」を合理的・論理的に説明できず、感性や直感だけで語ってしまうことがある。僕は、それではプロとは言えないと思っています。この色を通して、誰に、何を伝えたいのか。それを顧客にきちんと説明できなければならない。そう考えていた時に日本カラーマイスター協会に出会い、今では当社の社員も学んでいます。「色には意味がある」と理解することで、パッケージの提案にも明らかに幅が出てきました。
廣川 当社は今、「エモーショナルマーケティング」を大切にしています。色だけでなく、紙の手触りや香りなど、五感を通して消費者の購入意欲を高めることです。その中でも色は、最初に感情へ働きかける重要な要素ですね。
秋山 ええ。これからは、色、香り、手触りといった五感をバラバラに考えるのではなく、ひとつの世界観として設計することが大切です。そして、中に入る製品に宿る生産者の想いまで伝える。それが、これからのパッケージに求められる大切な使命だと思います。
廣川 本日はありがとうございました。
株式会社カラープレビュー 代表取締役
株式会社カラーワークス 取締役副社長
一般社団法人 日本カラーマイスター協会 代表理事
秋山 千惠美(あきやま ちえみ)氏
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「機能性」と「美映性」を同時に高める容器を実現
また、商品の刷新する目的も合わせて、新しい容器は、口径を絞って高さを持たせることで、スタイリッシュな外観に仕上げました。底面から中央にかけてはダイヤカット形状を施し、カット一つひとつの角度に変化をつけ、こだわることで、透明度の高いA-PET素材の透明感を引き出しています。同社代表取締役社長の想いが詰まったあんみつにふさわしい和の趣と、涼やかでみずみずしい印象を兼ね備えたパッケージに仕上げています。機能性と美映性、そのどちらもこだわりを持ち妥協しない。弊社は課題解決だけでなく、商品の価値を高める容器づくりを提案していきます。(エースパック事業部)
左:旧容器、右:新容器/A-PET素材の透明感を活かすダイヤカット形状は商品の魅力を引き立てる
リニューアルを機にコストダウンとブランド価値向上を同時に実現
さらに、箱はどの角度から見ても紙の断面が見えない構造で、東京駅丸の内駅舎の美しいデザインをより一層引き立てる仕上がりとしています。形状が複雑な箱や多面構成の箱に用いられる、10か所の糊しろを貼り合わせる「10点貼り」仕様を採用。紙の断面を見せないだけでなく、箱とフタを一体化したかぶせ構造へ変更しました。資材や工程を減らしながら、ブランドの価値は高める。当社は、パッケージの工夫によって、相反する二つの要望を両立します。(パッケージ事業部)
東京ラスクのリニューアルパッケージは、紙の断面がどの角度からも見えない仕様に
カルチャーとアートを身近に感じる「みじカルコレクション」「誰とつくるか」から「どう届けるか」までをプロデュース
2026年5月に愛知県で開催された「森、道、市場2026」では、その取り組みの一環として、アーティスト監修のイラストを立体化したフィギュアを先行販売。イベント限定パッケージと自動販売機を組み合わせ、商品だけでなく「買う体験」まで設計しました。つくるだけでなく、誰とつくるか、どこで・どう届けるかまで、当社は、企画・製造・販売をつなぐことで、カルチャーと生活者との接点を生み出していきます。(ブランド戦略部)
公式サイトはこちら(外部リンク)
限定パッケージデザイン/ブラインド仕様の自動販売機で販売
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日本発のデザインがヨーロッパでも採用されている
フィンランドのフルモルト&グルテンフリーのクラフトビールKukko(Kukkoはフィンランド語で「雄鶏」の意味)。デパ地下のビール売り場でも一段と目を引くビビッドな色合い。雄鶏が大胆に描かれた缶は、キッチンに何気なく置いてあるだけで映える北欧らしいデザイン。
リバプール発のティーブランドはお茶のフレーバーに合わせたイメージカラーとモチーフ、ロゴだけで構成されたミニマルなデザイン。鮮やかなカラーのアソートパックは、幸福感に包まれており、「ティーそのものは勿論、ティーを味わうひとときを大切にしたい」という英国の伝統がよく伝わってくる。これらは東京渋谷のT3デザイン社が、海外のブランド向けにデザインしたもの。ヨーロッパはパッケージに「サステナブル」や「エコ」を意識したデザインがトレンド。これに各国の伝統を上手にミックスさせている。
■年間購読料60,000円(消費税別)
■発行元:株式会社パッケージング・ストラテジー・ジャパン
〒215-0017 川崎市麻生区王禅寺西3-3-11
代表者:森 泰正
TEL : 080-2140-7508
Eメール: moriy.psjp02@gmail.com
(左から)フランス「ラ・サブレジエンヌ」、フィンランド「Kukko」、イギリス「ブリューティーカンパニー」
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フランスにおける日本のイメージとは?
この棚をパッと見て感じるのが「全体的に黒い」という印象。なぜか、フランスのスーパーで販売されている和食の食材のパッケージは、黒いものが本当に多いのです。海外で有名な日本の食材の2大巨頭とも言える醤油と海苔は、どちらも黒。ほかにも、黒髪や忍者の黒装束なども日本と黒色を結びつける重要なアイコンかもしれません。
日本ブランドもフランスでは黒いパッケージに!
フランスで定着した「日本食材=黒」のイメージは、日本のブランドにも影響を与えていて、こちらで販売している日本メーカーの食材パッケージも黒を基調としたものが多くなっています。 コイケヤのポテトチップスは、海苔&ワサビ味が黒、焼き鳥味をこげ茶を基調にしたパッケージ。フランスの一般的なポテトチップスの袋デザインとは一線を画すシンプルなデザインで、ぐんと目を引きます。
記事の続きは「パケトラ」でチェックしてみてください。
(外部リンク)
日本食が恋しくなったら黒いパッケージを探せ!フランスにおける日本のイメージとは?
ライター:トリコロル・パリ(TRICOLOR PARIS)
スーパーの棚に並ぶ日本食材と、黒を基調としたパッケージデザイン
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カラフルなデザインで和菓子の印象を変える、『ひとくちようかん』のパッケージ
住所:〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町4-431-1
TEL:048-642-3953
営業時間:10:00~17:00
定休日:日曜日、月曜日、祝日
サイト:https://ankodoki.com/(外部リンク)
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色と質感で、商品の想いを届ける
美濃和紙「まんだら」に見る、紙づくりの技術と感性
108色を作り続けるには、一つひとつの色を安定して再現する技術が欠かせません。原料となるパルプは天然素材のため個体差があり、季節による寒暖差でも仕上がりの色にわずかな変化が生じます。そのため、基準色に近づくよう染料の配合を調整し、現在では人間の目の見え方に最も近い、世界共通の色のデジタル基準(Lab)*による管理が行われています。ただし、数値だけでは判断できないため、環境に左右されず色を正しく判別できる 基準光(昼の太陽光を再現した共通の光) のもとで人の目による確認も行われます。そこには、時代が変わっても変わらない「色」を、技術と人の感覚の両方で受け継いでいく製紙会社MOLZAの姿勢があります。
「まんだら」は、しなやかで丈夫という美濃和紙の特長を持ちながら、印刷適性も備えています。表面はなめらかで、裏面はざらざらとした質感があり、表裏を使い分けることができます。色と和紙の風合いによって、奥行きや上質感を演出でき、パッケージ用途としてはお菓子の貼箱やお酒のラベルなどに多く使用されています。紙は色や質感という要素を通じて、作り手の想いや商品の背景を消費者へ届ける役割を担っています。当社は顧客の想いを消費者に伝えるために「紙」という素材選びからお手伝いします。
*L=明るさ、a=緑から赤への色軸、b=青から黄への色軸。色を数値化するための表色系で、分光測色計等を使ってLabと実際の色の差異を確認できる。
108色ある美濃和紙「まんだら」/「まんだら」を使ったラベルや貼箱
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ベトナム語が飛び交う「VIETNAM FROG」
そしてハーブボウル(パクチー)別皿でカップいっぱいに提供してくれる、パクチー大好き人間にはたまらないサービスが魅力的です。
私は「ブンネム」という細麺のまぜ麺をいただきました。ひき肉と野菜と麺を混ぜて、甘いタレとパクチーを入れて自分好みの味に調整します。全てのランチメニューを制覇したくなるほど美味しいベトナム料理を食べながら、暑い夏を乗り切りたいと思います。
【お店情報】ベトナム フロッグ 汐留店
住所:〒105-0021 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター B1F
TEL:03-6215-8171
営業時間:月~金11:00~23:00 / 土日祝11:00~15:00、17:00~22:00
定休日:無休※ビルの休暇に準ずる
アクセス:JR新橋駅汐留口徒歩3分 / 地下鉄新橋駅2番出口徒歩3分 / 地下鉄汐留駅徒歩1分
駐車場:あり

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FARROW&BALL(ファロー&ボール)の
壁紙を使用した貼り箱と色見本帳




