2024年11月18日 P&Ptimesインフォメーション

生涯顧客作り | P&Ptimes vol.26


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パッケージとプロモーションで
「お客様の想いをカタチに」

P&Ptimes

vol.26
November 2024

パッケージ&プロモーションを手がける会社が発信するP&Ptimes_vol26 | 突然の社名変更、それは原点に返ることを意味していました。昭和の雰囲気を持ちながらも現代を進み、「お菓子屋さん」の使命である世代を超えて愛されるブランドを目指す。

Topic
1
P×Ptalk

第5回 廣川信也 × 酒井宏彰氏 
昭和の雰囲気を持ちながらも現代を進み、「お菓子屋さん」の使命である世代を超えて愛されるブランドを目指す

P×P talkとは?
「P×P talk」は、当社代表廣川信也が各界で活躍するリーダーと、ビジネスや人生について語り合う対談企画です。
今回の対談のゲストは、自身も調理師学校に通っていた経験があり、こよなく「食」「お菓子」を愛している株式会社美十の酒井宏彰氏です。「お菓子メーカー」ではなく「お菓子屋さん」を目指す酒井氏の真意に迫ります。


株式会社美十 代表取締役社長CEO 酒井宏彰氏

PROFILE
株式会社美十 代表取締役社長 CEO
酒井宏彰氏さかい ひろあき
1966年京都府出身。1986年に米国の料理製菓専門学校に入学。
1992年に株式会社おたべに入社し、副社長を務め、2001年から代表取締役社長に就任、現在に至る。2015年に社名を「株式会社おたべ」から「株式会社美十」へ変更。
おたべ嵐山店やatelier京ばあむを開業している。

column
01
社名は
「原点を忘れず、未来を映す鑑」
株式会社美十の京都本社・工場外観株式会社美十の京都本社・工場外観
「atelier京ばあむ」外観「atelier京ばあむ」外観

廣川 約9年前に「株式会社おたべ」から「株式会社美十(以下(株)美十)」に社名変更されました。知名度が抜群だった「おたべ」が社名から消えることに正直驚きました。

酒井 以前は売上のほぼ全てであった「おたべ」もその後の洋菓子等別ジャンルの台頭で社名と取扱製品との関連性が低くなり、かねてから将来の展開を考える上での足かせになるのでは、との思いから社名変更を考えていました。そこで「おたべ」という社名に愛着を持つ父を納得させるには、創業者である祖父が昭和13年に開業した喫茶「美十」の名を用いるしかないと決断し実行に移しました。
そこは祖父自らがデザインした内装と、好きなクラシックレコードを聴いてもらいながらコーヒーを提供するアールデコ調のお店でした。驚くべきは、当時にファッション雑誌「VOGUE(ヴォーグ)」に目を通しながらゆったりとした時の流れと空間を楽しむお客様が京都にいたということです。そうやって実際社名変更するとお得意先からは「もったいない」とか社員からは「おたべだから入社したのにおたべではなくなった(笑)」とかいろいろ言われましたが、やっと定着してきました。

廣川 なるほど!この「美十」という社名には創業の精神と文化を風化させずいつまでも宿り続けさせようとすると共に、時代の要請に応じて事業をしなやかに変化させていくという酒井社長の強い意思が込められているのですね。

column
02
「お菓子屋さん」の使命は、人々に夢を提供し、
原料生産者と消費者とを紡ぐこと
廣川 何かの記事で「お菓子メーカー」ではなく「お菓子屋さん」を目指しているという酒井社長のコメントを目にしたことがあります。その逆の(お菓子屋さんからお菓子メーカーへという)流れは一般的ですが、あえてメーカーではなくてお菓子屋さんを目指すと。

酒井 はい、約15年前から社内で「お菓子屋さんになろう」と発信しています。「おたべ」や「京ばあむ」は自分たちで作ったものだから自分たちで売ろう!ということで、自社店舗を増やしていますし、一方でお菓子だけでなく事業を食全体へ広げるために、例えば伊丹空港でのいなり寿司「釣狐」の出店や、「atelier 京ばあむ」でのカフェの開設を行っています。母の実家が料理屋で私自身も料理に興味があり製菓だけでなくフルサービスのレストラン展開も視野に入れて海外の調理師学校にも通っていました。

廣川 なるほど。お菓子メーカーならその事業の目的は工場で生産したお菓子を市場に安定供給するということで収まりますが、お菓子屋さんとなると、厳選された原料が熟練職人により腕によりをかけて仕上げられた作品となって目の前のお客様に直接提供されるということになりますね。つまりお菓子屋さんである以上は原料も仕上工程も提供するお店もそのすべての可視化が必要となりますね。「atelier京ばあむ」はまさにその決意の表れですね。
酒井 そうです。見学者で特に一人でも多くのお子様がここを見て、「私もお菓子屋さんになりたい」という夢を抱いてほしい。そのためにバームクーヘンを焼く工程は間近で見られるようにしていろんな発見や学びが生まれる場に育てていきたいなと思っています。社内に向けても社員のお子さんの小・中学校の入学時に招待し入学祝をプレゼントすると同時に工場で働いている親の姿を見学してもらっています。先日ある社員の娘さんが「私、お菓子屋さんになりたい」と父親に言ったというエピソードがありました。言われた本人もそうですが、私も感激しました。これまでに会社から3人がパティシエとして独立しました。その姿を見た若い人が続いて独立する。そんな会社にしたいですね。
廣川 「人々に夢を与える」という言葉は安直過ぎて好きではなかったのですが、(株)美十はそれを実現できる場として実在しているのですね。これぞまさにお菓子屋さんの使命ですね。

京ばあむの工場の外観
京ばあむの工場内の様子オープンファクトリー

酒井 さらにお菓子を作っているところだけではなく、それに加えてまだ十分ではないのですが、どのようにして原料が作られているのかということを実はお伝えしたいのです。
例えば小豆生産者と問屋、流通、消費者の4者で構成される「おたべ会」という会を十数年続けています。生産者を工場に招いて製造工程を見ていただくことで自らが育てた小豆が「おたべ」になっていくことを実感してもらい、安心して生産に専念してもらうために買取価格も基本的には3年間固定します。同時に消費者の側からも生産者の「顔」が見えるという安心感が生まれます。
つまり我々「お菓子屋」を介して生産者と消費者の間の信頼関係を紡ぎたいという思いから続けている活動です。今では米や抹茶等原料ごとに「おたべ会」をつくり、例えば今日製造している京ばあむで使われている宇治抹茶の生産者もすぐにトレースできる仕組みになっています。ここまで伝えると消費者の方も納得してもらえる。生産者の方も自分たちの作っている原料でお菓子が売れていることが実感できると誇りを持ってもらえるし後継者も育っていきます。この活動もすごくいい広報になっています。
廣川 京都・平安神宮にある人気レストラン「チェンチ」(https://cenci-kyoto.com/)の「レストランで働く者の役割は『素材』にひと手間加えることによってその良さを最大限引き出し、生産者の想いと一緒に食べ手に届けること。」というフレーズを今の話で思い出しました。手前味噌ですがパッケージを扱う当社の使命も、その中に入る製品の生産者(つくり手)の思いを、我々のパッケージを介していかに消費者(つかい手)の満足につなげていくかにある、という意味で「『つくる』と『つかう』をつむぐ」としています。

column
03
「顧客」づくりではなく
「生涯顧客」づくりを
廣川 酒井社長は「ウチの主力は、お土産菓子」と言い切っていらっしゃいます。京都ならではだと思うのですが、お土産菓子は渡された側がその味に初めて触れた場合は「美味しい。へ~こんなものあったんだ」という新しい発見をし、再度味わった場合は「懐かしい、思い出した」という再認識をし新たなファンになっていく。そして口コミやネットで更に話題性が高まる。そういう意味でも販促効果の大きなカテゴリーだと思っています。
酒井 お土産菓子は京都に来られた方がお買い求めになる場合と、京都に住んでいる方が、例えば東京に行かれる際にちょっとした手土産として持っていかれる場合の2つに分かれます。おたべは発売当初は圧倒的に後者の方でしたが、徐々に京都に来られる観光客が増えるにしたがって前者に比率が高まってきました。
廣川 その中でも例えば京都の修学旅行のお土産ランキングとかあったら確実に(株)美十が上位に入っているのではないでしょうか?若い世代が知人や家族に買って帰ると、爆発的に知名度も上がり、味覚も年齢が若い分だけ長く記憶されていき、これからの可能性も大きくなりますよね。
酒井 おかげさまで今年は入っています。社内的には「ライフタイムカスタマー(生涯顧客)」という表現をしています。それは修学旅行で例えば初めて京ばあむに出会い、持って帰って美味しかったという記憶を持たれる。次に20代でまた京都を再訪した時に修学旅行での思い出の味にもう一度触れたいと思ってもらえる。その次は結婚してから、そしてお子様やお孫様と一緒に来る。といったように生涯を通して顧客であり続けてもらえる方々のことを指します。コロナ禍でお客様から頂いたお手紙の中に「コロナでどこにもいけず近くのスーパーで『おたべ』を見つけ買って帰って食べながら45年前の修学旅行を思い出しました」と。記憶の中に生き続けられるのはありがたいですね。

京ばあむの紙袋
京ばあむの紙袋
「こたべ」秋のパッケージ「こたべ」秋のパッケージ

廣川 いいお話ですね!このお土産菓子というカテゴリーそして「ライフタイムカスタマー」づくりにおいてパッケージの果たす役割はかなり大きいのではないでしょうか?例えば京ばあむのパッケージ。形状といい風合いといい一度触れただけで強く印象に残ります。特にロゴは秀逸ですよね。記憶は中身のお菓子の美味しさ×それを包むパッケージの優秀さで出来上がると僕は考えています。
酒井 プレゼンを受けたときに4パターンの中で迷わず全員がコレ!となりました。紙袋も同デザインでとても印象的だと思います。
廣川 街中でも電車の中でもあの紙袋よく見かけます。「ライフタイムカスタマー」にとってのアイコンとなって安心してお目当てのお菓子に手を伸ばさせる役割を果たしているのだと思います。話は変わりますが僕はノスタルジーを感じる「こたべ」のパッケージにも興味があります。
酒井 「こたべ」の原形は紙袋に入った5個入りおたべです。その形態は製造直後は問題なくとも紙袋ゆえに持ち運ぶと原形を留めていない、箱に入れるとコストが合わない。試行錯誤の繰り返しの中で、おたべを一口サイズにして、つくりもしっかりしてデザインも可憐な貼り箱に入れて売り出してみようというアイデアが浮上。ネーミングもおたべより小さいから「こたべ」でいこうと。価格は割高になるけど季節ごとにパッケージを変えたり味を変えたりすると話題性も高まりファンがついてくれるはずと。その狙いがズバリ当たりました。あのパッケージを集めている方もいらっしゃいます。
廣川 お土産菓子において我々パッケージ屋が大事にしないといけないところはいかに商品が原形を留めているか、つまり形状安定性が高いということにあると思っています。自家需要であれば万一中身が多少傾いたりしても最終的に美味ければある程度満足を得られますが、お土産は贈られた相手が箱を開けるまで元の姿と美味しさを保っていなければなりません。それも渡す前には確認できないので。せっかく贈ったのにがっかりされては元も子もありません。それともう一つは「こたべ」のパッケージに見られるようにパッケージに触れた瞬間にワクワクドキドキするというか、中身の商品を早く開けたくなるそういう高揚性みたいなものも必要だと思っています。
酒井 パッケージは大事です。創業者は特にそれに対する思いが強く「お土産に買って帰った商品を食卓に置いて違和感のないものを作りなさい」とずっと言われてきました。

column
04
企業永続のためには「掘り下げ」と「押し広げ」、
「名」と「実」の両立が必要

廣川 「ぎをんさかい」や「atelier京ばあむ」など、京都に根を下ろした地域ブランドの「掘り下げ」を進める一方で、単なる販売拠点に留まらず工場建設まで含めての沖縄進出、京都以外の地域への展開を行う(エピナールやラ・テールといった)M&Aも絡めた「多ブランド展開×多地域展開」という「押し広げ」を同時に行っておられます。どちらか一方ではなく両方を展開する酒井社長の背中を押しているものは何でしょうか?
酒井 企業が永続するにはどうすればいいかということだと思います。コロナ前には「エピナール」を、そして「ラ・テール」のM&Aはコロナ禍でもあり困難を極めましたが、私は可能性を見出していました。例えば「ラ・テール」は百貨店が中心で、お土産菓子が主力の我々にないことを持っている。一緒になることでカニバリゼーションも起きない。それぞれの長所を生かしながらやっていけると確信しました。
廣川 それから、自社ブランドの商品、つまり「名」づくりと、大型テーマパーク等のOEM、つまり「実」づくりを同時にやっていらっしゃいますが。
酒井 大型テーマパークとは、業績が落ち込んだ時代に「立て直すためには何でもやる」という覚悟でOEMを始めました。また、大手製パンメーカーとも既に25年ほどお取引が続いています。ここは日本一で最大手の製菓・製パン会社ですから品質管理も厳しい。そういう企業と25年も続いているということは、私たちの生産技術を評価していただいているということですからありがたいことです。
廣川 経営の安定性だけでなく、OEMが評価のバロメーターになるということですね。自社ブランド商品だけなら生産技術や品質の客観的なレベルが分かりづらくなるということですね。謙虚な姿勢に頭が下がります。

column
05
ないものは自分でつくり、
物事は長期スパンで考える

酒井社長の祖父が作った看板と共に酒井社長の祖父が作った看板と共に
廣川 家系が社長に与えた影響はありますか?
酒井 私は父方・母方とも祖父・祖母の影響を強く受けていると思います。父方の祖父は冒頭で紹介したように「美十」を始めました。後に、おたべを販売するにあたって、自ら原木屋に足を運んで丸太を調達し製材し切文字を作って漆を塗ってもらって看板を設えたたそうです。母方の祖父は料理人で、丹波の黒豆を炊くために専用の鍋をあつらえたそうです。「世の中にないものは自分で作る」という血が私にも流れているのだと思います。
廣川 祇園祭の山鉾の一つ南観音山の保存会の理事長も務められておられますが、京都の歴史や伝統文化が事業に影響を与えていますか?
酒井 現在、山鉾を新調しようとしているのですが、いいものを作ろうとするとお金がかかる、一方で安普請も可能。しかし、100年後の人に「あの時、酒井が安いのを作りよった」とは言われたくない。「あの時は大変やったけど、いいものを作ってくれた」と言ってもらいたい。私たちが今使っている山鉾は200年前に先人たちが作ってくれたものです。企業で長期スパンといえば3年とか5年ですが、100年200年のスパンで考えないといけない。そこが京都の底力でしょうね。
廣川 それが酒井社長の企業経営のベースにあるのかもしれませんね。その時だけよければいいとか、張りぼてで間に合わそうではなく、長期的な視野でじっくりと考え長期的に通用する事業を構築していく必要があるということですね。奇遇ですが、当社の経営哲学も「企業は永遠なり」です。
最後まで示唆に富んだ充実したお話をいただき、どうもありがとうございました。

株式会社美十 外観
株式会社美十

京都本社・工場
〒601-8446 京都市南区西九条高畠町35-2
TEL:075-681-0201
オフィシャルサイト
https://www.bijuu.co.jp/(外部リンク)



Topic
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パケトラ | pake-tra.com

パリで息を吹き返す蚤の市、
陳列も包装も古き良き時代へ逆戻り

パリでは、70年代・80年代のヴィンテージ製品が再び流行しています。身に着けるものや家具は“ノスタルジー”が若者たちのテーマ。「ゼロウェイスト」にも貢献できることから、パリの中古市場は22年~23年にかけて急成長を見せていると報じられました。確かにパリの蚤の市、フリーマーケット、中古オークションは最近かなりの賑わいを見せています。
では実際にどんなものが販売されているのか、陳列方法を見ながらご紹介しましょう。
パリ、クリニャンクールの蚤の市

パリには有名な蚤の市が3カ所あります。クリニャンクールの蚤の市はパリ北部にあって、世界最大規模の蚤の市としても知られています。
1日では回りきれないほど規模が大きいため、掘り出し物に出会える確立もとても高いと言えるでしょう。

またドアのない開放的な商店が集まっているため、お客さんも入りやすく自由な雰囲気が特徴的です。陳列も「整然」というより「積み上げられた」といった様子で、什器にはプラスチックがほとんど使用されていませんでした。クリニャンクールの蚤の市には中古家具店、中古自転車店もたくさんあります。
ただ一つ一つの店舗スペースが狭いので、陳列は上に上に…と空間を有効活用するショップが目立ちました。

記事の続きは「パケトラ」でチェックしてみてください。
(外部リンク)パリで息を吹き返す蚤の市、陳列も包装も古き良き時代へ逆戻り

ドアノブが売られている様子ドアノブが売られている
積み上げられた商品たちの画像積み上げられた商品たち



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NEWS CLIP

日本と欧米のパッケージング業界に精通したパッケージマイスター森泰正氏による寄稿コーナーです。
世代を超えて愛されるブランド「Campbell(キャンベル)」
キャンベルスープの赤と白の缶のデザインは、世界中の食品ストアで目にすることができる。1960年代の米国を代表するポップアート芸術家、アンディー・ウォーホルの作品「キャンベルのスープ缶」の素材となったことでも有名だ。ニュージャージー州に本社を置くキャンベルスープは、社名にもその名を掲げているようにスープが主力製品で、以前は売上の50%以上を占めていた。日本の味噌汁と同様、アメリカ人の国民食でもあった。
しかし米国のZ世代の若者のスープ離れは深刻で、現在その割合は25%まで落ち込んでいる。同社は、食材・飲料部門とスナックの2部門で16の「リーダーブランド」を持っている。年間の売上高は約100億ドル、スープのほかにも、クラッカーのGoldfish,クッキーのPepperidgeFarm,パスタソースのPrego,スープストックのSwanson,野菜ジュースのV8などは日本でも人気がある。中でもGoldfishの成長性は高く、売上高は10億ドルを超えて同社のトップブランドに躍り出る勢いだ。
Soup with a crunch
そこでキャンベルは、若者に人気のGoldfishをクルトンに見立て、スープ容器も缶詰からレトルト可能、リサイクル可能なプラスチックに替えてコラボ商品を上市した。創業155年の米国を代表する食品メーカーCampbellSoupは、世代を超えて愛されるブランドとして再建するため、今様々な取り組みを始めている。伝統ある社名も、今年11月にはCampbell’sに変更する予定だ。

興味のある方は次のURLからP&Gのサイトにアクセスしてください。
(外部リンク)https://tide.com/en-us/our-commitment/tide-evo

責任編集 :株式会社パッケージング・ストラテジー・ジャパン 森 泰正



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お取り寄せのパッケージ

厳選パケ買いスイーツ
カプセルトイでミニチュアグッズにもなった
モダンでオシャレな「ピエール・エルメ・パリ」の『マカロン』
「ピエール・エルメ・パリ」は、ファッション性が高いブランドとして高い評価される、大変人気のあるパティスリーショップです。人気商品の一つである「マカロン」は、小さめサイズで洗練された珠玉のお菓子です。
また、それが収まっているパッケージも、シャープな紙箱と鮮やかなカラーリングが優美なデザインです。さらに、同社の商品は玩具メーカーからミニチュア化したリアルフィギュアとしてカプセルトイも販売されています。

ピエール・エルメ・パリのマカロン
ピエール・エルメ・パリ 青山
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5-51-8ラ・ポルト青山 1F/2F
TEL:03-5485-7766
営業時間:12:00~19:00
https://www.pierreherme.co.jp/(外部リンク)



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New Packnology

包装業界に関する最新技術の情報をお届けするニュー「パクノロジー」
まるで繭のようなやさしいパッケージ
「wagumo(わぐも)」は、木材を主成分とした新素材で作られた、身と蓋からなる容器です。この容器は、温かみのある質感と柔らかなフォルムが特徴で、絹のように滑らかな手触りが製品を優しく包み込みます。
容器の外装は、和紙を使った帯を巻いたり、ゴム紐で留めるなどのアレンジが可能です。木材由来のパルプを主成分とした不織布を金型で成形し、繊維の質感を活かした丸みのある形状が実現されています。この「wagumo」は、伝統文化と日本の先端技術が織りなす、最新のバイオマスパッケージです。
2023年にリリースされた「wagumo」は、環境にも配慮され、燃えるゴミとして廃棄できる点が特徴です。また、ケースとしての二次利用も可能で、インクジェット印刷によるデザイン対応も可能です。注文は既成サイズのもの(サイズ:206×136×45㎜)であれば100個単位から対応可能で、和菓子をはじめ、Tシャツや高級タオルなど、様々な製品に適した高い親和性を持っています。
wagumoパッケージ画像
wagumoパッケージ開いた画像



Topic
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アイデアピックアップ

「生涯顧客作り」に関連した廣川がお届けする商品

PICK UP01

生産顧客を育む「ヤングドーナツ」グッズの魅力

宮田製菓株式会社(本社:岐阜県各務原市)は、ヤングドーナツで知られる菓子メーカーです。ロングセラー商品である「ヤングドーナツ」は、時代を超えても変わらない味と見た目が魅力です。幼少期に食べた味を懐かしく思い出し、同じ体験を自分の子供にも与えたいという気持ちが世代を超えて続くことで、ヤングドーナツは全世代から愛されるお菓子としての地位を築いています。変わらないおいしさが受け継がれることで、ブランドに対する信頼感と親しみやすさが生まれています。
「ヤングドーナツ」グッズ
同社はSNSやキャンペーンを通じて、常に顧客とのコミュニケーションを積極的に図っています。そんな同社のグッズの一つとして、ヤングドーナツをミニチュア化したキーホルダーを当社が手掛けています。
ミニチュア化したグッズは、ブランドや企業に対する愛着を感じさせ、手にすることでファンとのつながりを強化し、ロイヤリティを向上させる効果があります。

また、その可愛らしさや、細部にまでこだわり抜いた精巧さによって、SNSでシェアしたくなる気持ちを生み出します。幼少期を思い出させる懐かしいパッケージを活かしたグッズは、SNS等で若い世代を中心に「エモい(=趣がある、感傷的な、グッとくるという意味の若者流行語)」というコメントを集めています。

PICK UP02

伝統と革新、地域との結びつきによる生産顧客作り

株式会社髙山堂は、明治20年(1887年)に大阪で創業し、現在は兵庫県西宮市で伝統的な和菓子を提供しています。世代を超えて愛され続けている髙山堂は、創業から今日に至るまで、ひとつひとつのお菓子に素直な心で向き合い伝統の技をもっておいしく美しいお菓子をお届けするという「一菓素心」を経営理念として掲げ、和菓子に対する揺るぎない信念を持ち続けています。

お饅頭やお餅、焼き菓子やゼリーなど多岐にわたる商品を展開されていますが、代表銘菓である「富貴花」と「スウィートまーめいど」は、特に人気の高い逸品です。富貴花は、花の形を模した可愛らしい焼まんじゅうです。小豆の風味や香りが引き立ち、雑味を感じさせない切れのある甘さが堪能できる究極のこしあんを使用しています。スウィートまーめいどは、西宮ヨットハーバーをイメージして作られた洋風のおまんじゅうです。厳選されたフレッシュバター、新鮮な卵、生クリームを使用し、薄皮のソフトな生地に「ミルク黄味あん」を包んでオーブンで焼き上げています。植物油脂を使わず、自然なコクととろける食感が特徴です。

大阪ええYOKAN・きんつば画像
髙山堂は、地域社会との結びつきにも取り組んでいます。その一環として、「全国和菓子甲子園」大会の支援や、お菓子教室の開催を通じて和菓子を未来社会へ伝える役割を果たしていらっしゃいます。さらには、大阪・関西万博をきっかけに「大阪のあたらしいお土産」を目指し、髙山堂の指揮のもと、その他の和菓子メーカーや学校が一丸となり「大阪ええYOKAN」を開発したりするなど革新的な商品も展開しています。

商品そのものだけではなく、髙山堂はパッケージにもこだわっています。例えば、当社にて手掛けているきんつばのパッケージは、風呂敷のように天面を三方向に大きく開く特徴的な形状をしており、商品を大切に包むという日本の文化を表現しています。さらにツヤのある金色の箔押し加工が施されており店頭での誘目性を高め、ギフトとして贈られた際の高級感もアップします。世代を超えて愛される秘訣と生涯顧客を作り上げるため、伝統を守るだけでなく、地域社会との連携や新しい価値の創造などによって、髙山堂は多くの世代にわたって愛される和菓子ブランドを築いています。

PICK UP03

スポーツ観戦を快適に!スポ活トートバッグ

株式会社聡研プランニング(当社グループ)では、スポーツを愛する人をサポートして次世代にその思いをつないでいくための活動としてオリジナルブランド「Relief」を立ち上げました。当ブランドは対象商品の売り上げの一部を、日本未来スポーツ振興協会(JFS)へ寄付します。
スポーツ観戦をするファンの応援バッグの画像
第一弾として「スポ活トートバッグ」の開発・製造・販売を開始。数多くのお問い合わせをいただいています。このバッグは、スポーツ好きの働く人がオフィスからそのまま球場に行くことができるように設計されていて、バッグ表面は撥水加工を施していて水に濡れたり汚れた場合も簡単に拭き取ることができます。加えてスポーツ観戦にぴったりな特徴があります。

応援バッグの4つの特徴画像
(1)底面のスパイクで、屋外スタジアムの地面に直置きOK!
(2)サイドポケットにはペットボトルや折りたたみ傘が収納可能!
(3)バッグの外側にはファスナーポケットがあり貴重品の収納も可能!
(4)内側にはメッシュポケットや仕切りがあり、タオルやユニフォームがしまえる!
(5)応援バットやうちわがすっぽり入るポケット付き!

チームグッズとして展開すると、グッズを購入してチームの応援になるだけでなくスポーツが好きな次世代の子どもたちにも還元することができます。

PICK UP04

ラッピング資材のブランド「Re:wrappingシリーズ」

販促・マーチャンダイズのアイデアブック「favorist®」に新しく「Re:wrapping」シリーズを掲載、本格的な販売を開始しました。
Re:wrappingは「手元に残したくなるラッピング資材」です。お菓子のパッケージや化粧品のパッケージ等にもオススメで、中身を消費した後も手元に巾着が残り続けます。
有料ラッピング資材としても使用ができます。有料ラッピングはギフトの必需品で、贈り手・貰い手どちらの満足感も満たすことができます。さらに、手元にラッピング資材が残ることで、ブランドの認知度を継続・向上させ、販促に有効な商材となります。
Re:wrappingイメージ画像

Re:wrappingが提案する4つの循環
①繰り返し使うことができる「Re:use」
プレゼントが入っていたラッピング資材が二次利用できるため、環境にも優しい。
②再認知、感動を思い出させる「Re:member」
二次利用しながら繰り返し使うので目に入る機会が増えて贈り物をもらったときの感動を忘れない。
③感動体験を他の誰かに共有したくなる「Re:action」
嬉しい体験は思わず共有したくなる、それがたとえラッピング資材であろうとも。
④ラッピング資材が販促の機能を果たす「Re:work」
有料のラッピング資材には販促効果が期待できます。感動・販促・認知が循環していきます。
Re:wrappingが提案する4つの循環のイメージ画像
favorist®は、企業によって異なる「伝えたいこと」「想い」に寄り添って、モノに乗せて伝えていきたいと考えています。今回販売を開始したRe:wrappingシリーズもその想いの下に企画・開発致しました。ノベルティで培った商品力と在庫力を生かし、最小ロット100個から印刷対応が可能です。

商品の詳細はこちらから
Re:wrappingシリーズ 商品ページ



Topic
7
廣川社員のお仕事
エネルギー溢れる
11名の内定者が集まりました!

10月1日に本社にて内定者懇親会が開催されました。2025年4月に入社予定の11名が集まりました。採用担当者は、自己紹介、ゲーム、先輩社員との座談会、社内見学など、内定者の緊張をほぐしながらも楽しく交流できるような企画を考えていました。実際に協力してゲームをしている間に、皆さんの緊張も徐々にほぐれ、チームとしての意識が生まれてきた様子が伺えました。
先輩との座談会では、若手社員と交流し、不安な点や疑問点を聞く機会がありました。「1年目で気を付ける点は?」「出張は沢山あるの?」「営業の鉄板トークは?」などの仕事内容にかかわることはもちろん「先輩と仲良くなれる?」「各部署の雰囲気はどんな感じ?」など、年齢の近い先輩だからこそ聞きやすい内容もあるようでした。今回の懇親会を経て、少しは不安も薄れ、当社に入社した後のイメージも膨らんだのではないかなと思います。

11名の内定者は明るく、元気でエネルギーに溢れていました。残りの学生生活を有意義に過ごし、来年の4月に笑顔で再会できることを楽しみにしています。

内定者懇親会の様子



Topic
8
Play video

リアルすぎる!!
食品サンプルの製造工程
食品サンプルの製造工程をご紹介。
昔は、ロウソクのロウで作るのが主流でしたが、現在は、ツヤが表現でき再現性の高い合成樹脂が主流となっています。
食品サンプルは、街中で飲食店のディスプレイで見かけるものですが、今人気なのはキーホルダーです。特に外国人観光客がお土産として購入していかれることが多いようです。
こちらの動画では、ミニチュアバームクーヘンとハンバーグの食品サンプルがどのように作られているのかご紹介いたします。



Topic
9
廣川社員のオススメ情報

営業先のおいしいお店
ニンニクがガツンと効いた味噌ラーメン
今回ご紹介するお店は、新潟県上越市にある「食堂ミサ」です。
某YouTuberが作ったカップラーメンのルーツにもなったと噂のお店でもあります。

私のお薦めメニューは、味噌ラーメンと半チャーハンのセットです。味噌ラーメンは、玉葱の甘味とニンニクがガツンと効いたスープにモチモチの中太ちぢれ麺がよく絡んでとても美味しく玉葱ともやしがたくさん入っていて、ボリューム満点です。それに加え、昔ながらのシンプルかつ、パラパラのチャーハンをスープと一緒に食べると絶品です!お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。

食堂ミサの味噌ラーメンと半チャーハンのセット写真


食堂ミサの外観
【お店情報】
食堂ミサ

TEL:0255-74-2290
新潟県上越市中郷区稲荷山598
駐車場:あり
営業日:月火水金土日(10:00~15:00)
定休日:木



Topic
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今月のプレゼント

食べられない?!
小さいバームクーヘン食品サンプル
今月は、動画でご紹介したミニチュアバームクーヘンを3名様にプレゼントします。
プレゼントするのは、付属品が何も付いていないバームクーヘンです。金具を付けてキーホルダーにするのも良し、マグネットを付けたり、撮影用の小道具にすることもできます。本物のようなバームクーヘンのミニチュアが作られる様子の動画とともに、出来上がった食品サンプルをお手元でぜひご覧ください。パッケージも当社で作成しました。
ミニチュアバームクーヘンのイメージ画像①
ミニチュアバームクーヘンの大きさイメージ画像


是非ご応募くださいませ!応募締切:2024年12月27日
※当選者の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。
※絵柄はお選びいただけません。

ご応募はこちら